不動産屋はYouTubeをどう付き合うべきか
結論から述べると、集客という観点からだとやらないという選択肢はありません。
やった方がいい具体的なパターンを書いてみたいと思います。
不動産会社が YouTube をするメリット
- 物件紹介の臨場感が出る
- 会社や担当者の「雰囲気・人柄」を伝えられる
- SEO・集客効果
- 資産になるコンテンツ
- SNSとの相性
- 内見に来る前にイメージを持ってもらえるので、無駄な案内が減る。
- 顔出しや声での説明により、信頼感を得やすい。
- 地元密着型の不動産屋なら「親近感」が強い武器になる。
- YouTubeはGoogle検索にも表示されて露出が増やせる。
- 他社やポータルサイトとの差別化になる。
- 一度撮影した動画は長期間にわたり視聴され続ける。
- FAQ動画(例:住宅ローンの流れ、契約時の注意点)は、営業効率を高める。
- InstagramやTikTokに短く切り出して再利用できるので若年層の潜在顧客にもリーチしやすい。
デメリットもある
このようにメリットばかりに見えますが、デメリットについても考えてみましょう。制作にかかる時間や人的コストではないでしょうか。
YouTube運用にかかるコストの目安
現在のYouTubeでは、役に立つ情報であることは当然で、さらにコンテンツとしての面白さが求められます。一人で面白い動画を撮り続けるというのは難しい。そのため、複数人での運用が前提となります。そのため社員は最低でも二人必要で、撮影時間や人件費も考慮する必要があります。
YouTube運用コストの例
項目 | 条件 |
---|---|
月給 | 20万円~30万円 |
労働時間 | 1日8時間、月22日 → 月176時間 |
撮影時間 | 1時間(社員2人) |
編集時間 | 2時間(社員1人で作業、1本あたり) |
社員 | 2人 |
上記の条件の場合、動画1本あたりの人件費は約4,500円~6,800円です。月に数本の動画を撮影、編集、アップロードを半年や1年にわたって継続した場合でも、必ずしも成果が保証されるわけではないという難しさがあります。
不動産業界におけるYouTube活用のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・物件の魅力を動画で直感的に伝えられる ・SNSや検索からの集客に効果的 ・社長や社員の人柄を見せることで信頼感アップ ・動画は長期間残る資産となる |
・制作に時間とコストがかかる ・継続的な更新が必要 ・専門知識や編集スキルがないと見栄えが悪くなる ・炎上やネガティブコメントのリスクもある |