不動産屋はYouTubeをどう付き合うべきか

結論から述べると、集客という観点からだとやらないという選択肢はありません。

やった方がいい具体的なパターンを書いてみたいと思います。

不動産会社が YouTube をするメリット

  1. 物件紹介の臨場感が出る
  2. 会社や担当者の「雰囲気・人柄」を伝えられる
  3. SEO・集客効果
  4. 資産になるコンテンツ
  5. SNSとの相性

  • 内見に来る前にイメージを持ってもらえるので、無駄な案内が減る。
  • 顔出しや声での説明により、信頼感を得やすい。
  • 地元密着型の不動産屋なら「親近感」が強い武器になる。
  • YouTubeはGoogle検索にも表示されて露出が増やせる。
  • 他社やポータルサイトとの差別化になる。
  • 一度撮影した動画は長期間にわたり視聴され続ける。
  • FAQ動画(例:住宅ローンの流れ、契約時の注意点)は、営業効率を高める。
  • InstagramやTikTokに短く切り出して再利用できるので若年層の潜在顧客にもリーチしやすい。

デメリットもある

このようにメリットばかりに見えますが、デメリットについても考えてみましょう。制作にかかる時間や人的コストではないでしょうか。

YouTube運用にかかるコストの目安

現在のYouTubeでは、役に立つ情報であることは当然で、さらにコンテンツとしての面白さが求められます。一人で面白い動画を撮り続けるというのは難しい。そのため、複数人での運用が前提となります。そのため社員は最低でも二人必要で、撮影時間や人件費も考慮する必要があります。

YouTube運用コストの例

項目条件
月給20万円~30万円
労働時間1日8時間、月22日 → 月176時間
撮影時間1時間(社員2人)
編集時間2時間(社員1人で作業、1本あたり)
社員2人

上記の条件の場合、動画1本あたりの人件費は約4,500円~6,800円です。月に数本の動画を撮影、編集、アップロードを半年や1年にわたって継続した場合でも、必ずしも成果が保証されるわけではないという難しさがあります。

不動産業界におけるYouTube活用のメリット・デメリット

メリット デメリット
・物件の魅力を動画で直感的に伝えられる
・SNSや検索からの集客に効果的
・社長や社員の人柄を見せることで信頼感アップ
・動画は長期間残る資産となる
・制作に時間とコストがかかる
・継続的な更新が必要
・専門知識や編集スキルがないと見栄えが悪くなる
・炎上やネガティブコメントのリスクもある